医療ダイエットで多く使用されているメトホルミンは、1日に2回の内服で処方されるケースが多い薬剤です。
しかし、1日2回だと飲み忘れてしまうという意見や、どのタイミングで飲めばいいか分からないといった意見が聞かれます。
そこで、本記事では
- メトホルミンが1日2回内服する理由
- メトホルミンの内服方法
- メトホルミンの副作用
について解説します。
メトホルミンでダイエットを検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
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メトホルミンについて
メトホルミンは、元々は2型糖尿病の治療薬として誕生した薬剤です。
2型糖尿病とは、生活習慣病の一種で肥満や食生活の乱れから罹患すると言われている病気です。
糖尿病は、
- 血糖値の上昇
- 神経障害
- 視神経障害
- 腎機能の障害
があるとされており、減量や食生活の改善、運動などが主な治療内容です。
しかし、生活習慣の改善だけでは効果が低い方や血糖値が下がらない方に関しては内服やインスリンの注射といった治療か必要となります。
メトホルミンは、血糖値や体脂肪の減少効果があるため、生活習慣の改善だけでは数値が改善しない方に処方される内服薬です。
そんなメトホルミンは、医療ダイエットにも効果があると知られて以来、ダイエットをしたい多くの方から支持を得てきました。
医療ダイエットによるメトホルミンの処方は保険適応外となるので、自費での購入となります。
メトホルミンが1日2回内服の理由3つ
ここからは、なぜメトホルミンが1日2回の内服なのか理由を説明します。
メトホルミンか1日2回内服の理由は、
- 血糖値を上がりにくくするため
- 食欲抑制効果。継続的に維持させるため
- メトホルミンの血中濃度を一定にして糖や脂肪の分解効果を一定にさせる
上記の理由から1日2回内服としています。
下記で詳しく解説します。
①メトホルミンを1日2回内服するとより血糖値が上がりにくい
メトホルミンは、基本的に食事の直前か食事が終わった直後に内服します。
その理由は、人間の血糖値が上がる瞬間は食事の後だからです。
血糖値が急激に上がったり、高い状態を維持していると太りやすくなってしまいます。メトホルミンは、血糖値のコントロール作用があるので食事のタイミングで内服をすると血糖値の上昇を抑えられるのです。
②食欲抑制効果を継続的に維持させる
メトホルミンには、食欲抑制効果が期待できます。
1日2回の内服で、食欲の抑制効果を維持させ、無駄な間食や暴飲暴食を抑えられます。
③血中濃度を一定にして糖や脂肪の分解を一定にさせる
メトホルミンを1日2回に分けて内服すると、血中濃度が一定になります。
つまり、メトホルミンの効果が出たり失ったりすることはなく、血糖値のコントロールや糖、脂肪の分解を一定にさせるのです。
せっかくダイエットをするなら、安定した効果を得たいですよね。メトホルミンを1日2回内服すると、効果が薄れたと感じづらいでしょう。
メトホルミンは、筋肉量を増やす効果もある
メトホルミンは、血糖値や体脂肪の抑制のみならず、筋肉量を増やす効果もあると報告されています。
ダイエットは脂肪を落とすのも大切ですが、筋肉量を増やしてリバウンドしにくい身体を作るのも大切なのです。
しかし、運動はなかなか続けるのは困難です。メトホルミンを内服すると、より太りづらい身体に近づけます。
メトホルミンの内服の方法
ここからは、メトホルミンの内服方法についてご紹介します。
服用始め～1か月目
初めの1か月は、メトホルミンを身体に慣らしていく期間です。最初の1か月目は1錠500mgのメトホルミンを半分にカットし、1日2回に分けて合計500mgを内服します。
内服開始1か月以降
メトホルミンの内服から1か月が経過したタイミングで、問題が無ければ1回500mgを朝・晩の2回内服を行いましょう。
また、患者様一人ひとりの体質や体重に合わせて医師から調整をさせていただく場合があります。
必ず医師の指示を守り、安全にダイエットをしていただくようお願いします。
メトホルミンの注意すべき副作用5選
ここからは、メトホルミンの注意すべき副作用を5つ紹介します。気になる症状がある場合は、必ず医師に相談をしてください。
胃腸障害
メトホルミンによる胃腸障害の障害の症状は以下の通りです
- 下痢
- 悪心
- 腹痛
貧血
メトホルミンを内服していると、ビタミンB12の吸収障害が起こる可能性があります。予防策として、ビタミンB群のサプリメントを予め摂取しておくと、貧血症状は起きにくいと言われています。
味覚異常
メトホルミンを内服していると、稀に味覚の異常が起こる可能性があります。対応策として、亜鉛を摂取すると良いとされていますので、お試しください。
低血糖
メトホルミンを過度に内服したり、食事の時間からある程度経過してから内服をすると低血糖になる可能性が高くなります。
低血糖は放置しておくと健康を損ねるだけでなく、命の危険も伴う症状ですので低血糖の症状である
- 生あくび
- 気持ち悪さ
- 冷や汗
- 手足の震え
- 心臓がドキドキする
上記の症状が出た場合はチョコレートやラムネ、甘い飲み物などを口にしてください。
乳酸アシドーシス
乳酸アシドーシスとは、メトホルミンの血中濃度が濃くなるタイミングで起こると言われています。
- 腹痛
- 嘔吐
- 早い呼吸
などが代表的な症状です。
上記の症状が出た場合は、すぐにクリニックやかかりつけの病院へ受診をお願いします。
メトホルミンの料金
| 単位 | 価格 |
| メトホルミン(500mg) | |
| 1か月60錠 | 7,980円(税込) |
| 12か月720錠 | 4,980円(税込)※1か月あたり |
メトホルミンを正しく内服して安全に医療ダイエットに挑戦しよう
繰り返しダイエットを失敗し、リバウンドしてしまう人にこそ試して欲しいメトホルミン。1日2回の内服で、食欲の抑制効果や体脂肪減少効果が期待できるので、是非一度お試しください。
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